収益物件を売りたい!売却前に確認すべきポイントと成功の秘訣

収益物件を売りたいと思っていても、不動産業者に任せっきりにしてしまうのは怖いですよね。収益物件を売りたいのであれば、自分自身でも不動産市場の動向や物件の価値をしっかり把握していないと、売却価格が想定より低くなってしまうこともあります。
すべてを理解できなくても、売却前の確認ポイントと売買を進める際の秘訣を押さえておけば、満足できる条件で売却できる可能性は高くなります。たとえば、収益物件の売却価格は、市場の動向によっても大きく変わってきます。市場の動向を見極めることは、収益物件の売却を成功させるための秘訣の1つと言えるでしょう。
そこで今回は収益物件を売りたいと考えている方に向けて、収益物件を売却する前に押さえておきたいポイントと売却を成功させるための秘訣をお伝えします。
事前に確認すべきポイント

収益物件を売りたいときに、できる限り高く売却するには、事前に次のポイントを確認しておくことが重要です。
・物件の市場価格
・物件の収益性
・物件の状態
・物件を購入してからの年数
物件の市場価格
まずは、自分の物件の適正価格を知ることが最初のステップです。不動産会社に査定を依頼して、市場の動向を確認しておくことをおすすめします。
物件の収益性
収益物件を売りたいときは、家賃収入や稼働率などの収益性の確認作業も重要です。収益性の高さを示せれば、購入希望者の関心を引きやすくなります。満室の物件と空き部屋の多い物件でどちらが売却しやすいかは明らかですよね。
物件の状態
物件の状態をチェックして修繕が必要な箇所がある場合は、事前に対応することで物件の価値を高められます。特に、外観や設備については、修繕が必要な状態では売却を進めにくくなってしまうので要チェックです。
物件を購入してからの年数
収益物件を売りたいとしても、短期間で手放すのはおすすめできません。収益物件を購入から5年以内に売却すると、短期譲渡所得が課されます。短期譲渡所得の税率は39.63%で、長期譲渡所得の20.315%の2倍近い税額となってしまいます。
高い金額で売却できたとしても、高額の税金を課されてはもったいないので、収益物件は、取得から5年を超えてから売却を検討するのがおすすめです。
成功させるための秘訣

収益物件の売却を成功させるための秘訣としては、次の2つが挙げられます。
・市場の動向を見極める
・信頼できる不動産会社に依頼する
市場の動向を見極める
収益物件を高く売りたいときは、タイミングが重要です。景気の回復や地価の上昇が見られるタイミングで売却すると、物件価値を最大限に引き出すことができるでしょう。市場の動向を見極めるには、ニュースや新聞などで世の中の動きを把握しておくことが求められます。
信頼できる不動産会社に依頼する
収益物件の売却は、自力で買主を探すことも可能ですが、不動産会社に任せるのが一般的ですよね。しかし、どこの不動産会社に依頼するかによって、売却価格が大きく変わる可能性もあります。収益物件を早く売りたいと思っていても、複数の業者に査定を依頼して信頼できる不動産会社を見つけることが重要です。
まとめ
さて、今回は収益物件を高く売りたいときに、事前に押さえておくべきポイントと売却を成功させる秘訣についてお伝えしてきました。
収益物件の売却を成功させるには、不動産会社に任せきりにするのではなく、積極的に意見を出せるようにしておくことが必要です。最終的には不動産会社に頼ることにはなりますが、信頼できる不動産会社を選ぶためにも、自分自身でも最低限の知識を持っておくべきです。
まずは自分で物件の価値や収益性、状態、購入してからの年数などを確認し、そのうえで信頼できる不動産会社を探してください。信頼できる不動産会社のサポートを受けることで、満足できる価格での売却が実現しやすくなります。