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リフォーム後の売却価格を高めるためのお勧めリフォーム5選

リフォーム後の売却価格を高めるためのお勧めリフォーム5選

家をリフォームしてから売却するなら、できるだけ高く売りたいですよね。そのためには、どこをリフォームすれば売却価格が上がるのかを事前にしっかり見極めることが大切です。

リフォームを活用して売却価格を上げるなら効果のある場所を選び、かけた費用をムダにしないことが重要です。キッチンや浴室などの水回り、内装や外壁のメンテナンス、さらには省エネ対策まで、リフォームにはさまざまな方法があります。ただ、なんとなく改修するだけではコストばかりかかって、「思ったほど価格が上がらない」なんてこともあるでしょう。

そこで、どの部分をリフォームすれば、購入希望者に魅力的に映るのかを考えるのがポイントです。リフォーム次第で売却価格が大きく変わることもあるので、慎重に計画する必要があります。そこで今回は、リフォーム後の売却価格を高めるためのお勧めリフォーム5選をご紹介します。

目次

  1. やるならココがおすすめ。売却前におすすめのリフォーム5選
    1. キッチンのリフォームをして暮らしやすさをアピール
    2. 浴室・トイレのリフォームで清潔感をプラス
    3. 壁紙・床材などの内装をリフォームして洗練された雰囲気に
    4. 外観(外壁や屋根)のリフォームをして安心感を増やす
    5. 省エネリフォームをして光熱費が安い家に
  2. リフォームで売却価格がアップした実例
    1. 内装&水回りリフォームで売却価格15%アップ
    2. 費用対効果に注意。かけすぎリフォームはNG
  3. まとめ

やるならココがおすすめ。売却前におすすめのリフォーム5選

やるならココがおすすめ。売却前におすすめのリフォーム5選

リフォームをしてから売却をすると、物件の魅力をアップさせることができます。ただ、どんなリフォームでも効果があるわけではなく、購入希望者の注目ポイントを押さえることが大切です。具体的にどこをリフォームすれば、売却価格があがるのかをチェックしていきましょう。

キッチンのリフォームをして暮らしやすさをアピール

キッチンは、暮らしやすさを左右する大切な場所です。特に購入希望者の多くが内覧時にチェックするポイントなので、リフォームをして売却前に整えておくと好印象につながります。

やっぱり人気なのは、対面式のカウンターキッチンや収納がたっぷりあるタイプ。さらに、省エネ性能の高い最新設備を取り入れると、「光熱費が抑えられてお得だな。」と思ってもらえるかもしれません。キッチンがオシャレで使いやすいと、「ここで料理するの楽しそう。」っていうイメージが湧いて、購入を前向きに考えてもらいやすくなります。

浴室・トイレのリフォームで清潔感をプラス

水回りは「清潔感」が命。ちょっと古びているだけで、「リフォームが必要そう…」とマイナスな印象を持たれやすい場所です。特に、お風呂はリラックスできる空間として重視されるので、浴室乾燥機や追い焚き機能をプラスすると好印象を持たれます。トイレも、温水洗浄便座付きのものに変えるだけで、かなりポイントアップします。

また、汚れがつきにくい素材を選べば「お手入れラクそう。」と感じてもらいやすく、住みやすさをアピールできます。見た目もキレイで掃除も簡単なら、購入希望者の心をグッとつかめるはずです。

壁紙・床材などの内装をリフォームして洗練された雰囲気に

部屋に入った瞬間、壁や床がくすんでいると「なんとなく古い家」という印象になってしまいますよね。でも、壁紙を明るい色に貼り替えたり、フローリングを新しくしたりするだけで、グッと洗練された雰囲気になります。

ポイントは、万人受けするシンプルなデザインにすること。あまり個性的な色や柄にすると、好みが分かれてしまうこともあるので注意が必要です。「自分好みにリフォームしやすそう」と思ってもらえれば、買い手も前向きに検討しやすくなります。

外観(外壁や屋根)のリフォームをして安心感を増やす

家の第一印象はとても大切です。家の外観がボロボロだと、それだけで家全体が古い印象で不安になってしまうものです。外壁を塗り直したり、屋根を補修したりすることで、しっかりメンテナンスされている印象を与えられます

手入れが行き届いた家は、安心して住めると感じてもらいやすく、購入希望者の関心も高まります。さらに、断熱効果のある塗料を使うと、見た目だけじゃなく機能面のアピールもできちゃいますよ。

省エネリフォームをして光熱費が安い家に

最近は、省エネやエコに関心のある人が増えているので、光熱費を抑えられる設備は人気が上がっています。例えば、二重サッシの窓にしたり、断熱材を追加したりすると、冷暖房の効率がグッとアップ。さらに、太陽光発電パネルを設置すれば電気代の節約にもつながり、注目されやすくなります。長く住むなら、光熱費が安い家のほうがいいと考える人にとって大きな魅力になります

住み続けるうえで光熱費が抑えられる家は、購入希望者にとって安心できる要素のひとつです。注目されている省エネリフォームを取り入れて売却価格のアップを目指しましょう。

リフォームで売却価格がアップした実例

リフォームで売却価格がアップした実例

実際にリフォームをしたことで、売却価格が上がったケースを見てみましょう。どんなリフォームが売却価格の向上に効果的だったのか、具体的な事例を知ることでよりイメージしやすくなります。実際に効果的だったリフォームと注意点を確認していきましょう。

内装&水回りリフォームで売却価格15%アップ

ある中古住宅では、壁紙と床を一新し、キッチンと浴室をリフォームしたところ、内覧者が増えて売却価格が15%もアップしました。ポイントは「清潔感」と「最新設備」。キッチンは省エネ型の最新モデルに、トイレと浴室には温水洗浄便座と浴室乾燥機をプラス。これだけで手間なく住める家として人気が高まり、スムーズに売却できたそうです

費用対効果に注意。かけすぎリフォームはNG

リフォームで売却価格を上げられるのは確かですが、かけすぎるのはNG。費用をかけた分だけ価格が上がるとは限らないので、思ったより回収できずに損をしてしまった…なんてことになりかねません

大事なのは、購入希望者が求めるポイントを押さえることです。どんなリフォームが売却につながりやすいのかを事前に調べて、ターゲットに合った改修をするのが成功のカギです。また、自治体の補助金や助成制度を活用すれば、コストを抑えながら必要なリフォームができます。ムダな出費を防いで、売却にプラスになるリフォームを選んでいきましょう。

まとめ

さて今回は、リフォーム後の売却価格を高めるためのお勧めリフォーム5選を紹介しました。

キッチンや浴室などの水回り、内装や外装のリフォーム、さらには省エネ対策まで、売却前にできることはいろいろあります。ただ、大事なのは、やみくもにリフォームするのではなく、どこにお金をかければ効果的なのかを見極めることです。

リフォームしてから売却した方が高く売れるとはいえ、どのリフォームが売却価格に影響するのか、事前にしっかり考えておくことが大切です。費用をかけた分、どれだけ価値が上がるのかを意識しながら無駄のないリフォームを選びたいですね。

今回の内容を参考にして、慎重にリフォームしてからの売却計画をしてみてください。不動産の売却は人生の大きな節目でもあります。しっかり準備をして、納得のいく売却につなげましょう。

(参考文献)
リフォームを実施することにより価値の向上等が図られた例. 国土交通省, (閲覧日 2024-12-23).

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