田んぼの売却方法を知りたい！種類と手続きの流れをサクッと解説

田んぼ（農地）の将来について考えたとき、田んぼの売却方法や手続きの流れについて分からないことがきっと多いですよね。

保有はしているけれど管理をしきれずに放置していたり、より良い活用方法があるのではないかと考えるなど、地主さんの大きな決断には大切なサポートが必要ではないでしょうか。

そこで今回は、田んぼの売却方法にはどんな種類や手続きがあるのかをサクッと解説します。

基本的な田んぼの売却方法の流れが分かるようになりますので、田んぼの将来のイメージを深めたうえで専門家のアドバイスを受けてみることをおすすめします。

田んぼの売却方法により、土地の未来も価格帯も大きく変わります。どの売却方法がご自身の思い描く土地の活用方法なのか、きっとイメージが湧いてくるはずです。

田んぼの売却方法は2種類ある

田んぼの売却方法には、大きく分けて2種類あります。まずはこの2種類の違いを知り、将来の土地活用の方向性を決めることができます。簡単なメリットとデメリットも紹介します！

農地売却

農地売却とは田んぼをそのまま農地として売却する方法です。こちらの条件で農地を購入できるのは、農家や農業参入者が前提です。サラリーマンなどの個人の方も購入は可能ですが、農業に従事することを目的とした場合のみ購入できます。

・メリット：今まで通り、農地として使える
・デメリット：ご自身で購入先を見つけることが難しい場合がある。

農地転用

農地転用とは田んぼを宅地用などの農地以外に変えてから売却する方法です。こちらの条件で売却を検討する場合は、まずは農地の売買に詳しい不動産会社へ相談することをおすすめします。

農地転用の手続きが難しくなり行政書士への依頼が必要となりますが、不動産会社にお任せることで全ての手続きを行ってくれます。

※農地転用には可能区域と転用不可地域があるので、事前にお近くの役所で「農地種別調査」の依頼をしておくとスムーズです。

・メリット：田んぼの活用方法が大きく変わる。
・デメリット：手続きが難しくなる。

田んぼを売却する手続きの流れ

「農地売却」と「農地転用」では、田んぼの売却先が異なってきますので、それぞれの流れをご紹介します。購入先により申請書類などは変わりますが、許可の申請先はどちらも農業委員会です。

農地売却

・Step1．購入者を探す（農業従事者）
※ご自身で探すことが難しい場合は農地中間管理機構（農地バンク）か不動産会社へ依頼しましょう！
・Step2．購入者と売買契約を結ぶ
・Step3．農業委員会に許可を申請する
・Step4．所有権移転請求権の仮登録
・Step5．本登記の完了
・Step6．売却費用の入金
・完了