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空き地の売買はこれで安心!手続きや注意点をわかりやすく解説

空き地の売買はこれで安心!手続きや注意点をわかりやすく解説

物価の高騰や少子高齢化で先行き不安な昨今、本業以外で、例えば空き地の売買などを通して資産形成出来ればなんて考えることがありますよね。

投資や運用などを目的とした空き地売買に関する市場は増加傾向にあります。取得した土地にマンションや駐車場を作るなど様々な運用方法によって、不労所得を得ることが可能となるのです!

ただし、空き地の売買を行う際にはいくつかの注意点があります。知識のないまま空き地の売買を進めてしまうことで、逆に損をして資産形成どころか老後の資金がなくなってしまうなんてこともあり得ます

そこで今回は空き地の売買をする際に、売る場合と買う場合に分けてその注意点と流れに関してお伝えします。賢く失敗しない空き地の売買を行うためにも是非最後までお読み下さい!

目次

  1. 失敗しない空き地の売り方とその注意点
    1. 情報収集
    2. 不動産会社に査定を依頼する
    3. 媒介契約の締結
    4. 売却活動
    5. 条件交渉
    6. 売買契約
  2. 失敗しない空き地の買い方とその注意点
    1. 情報収集
    2. 購入申込書の提出
    3. ローン事前審査を受ける
    4. 重要事項説明を受ける
    5. 土地の売買契約締結と引き渡し
  3. まとめ

失敗しない空き地の売り方とその注意点

失敗しない空き地の売り方とその注意点

まずは空き地を所有している場合ですが、その売却の流れについて具体的に解説します。

情報収集

まずは所有する空き地の相場を調査するために、不動産会社のポータルサイトや国土交通省の土地総合情報システムなどを確認しましょう。相場を把握して適正価格で売買するためにはポータルサイトと土地総合情報システムを併用することをオススメします。

不動産会社に査定を依頼する

不動産会社へ空き地の査定を依頼します。この際、複数の不動産会社へ査定を依頼しましょう。事前に調査していた相場から極端に離れた価格になっていないか、質問には誠実に回答してくれるかなどの事柄から、信頼出来る不動産会社を見極めましょう

媒介契約の締結

信頼出来る不動産会社を見つけたら、媒介契約を結びます。媒介契約には大きく分けて3つあり、それぞれにメリットや出来ること出来ないことがあるため、不動産会社よりしっかり説明を受け決めましょう。

売却活動

媒介契約を結んだ後の販売戦略やどのような広告を出すのかは基本的に不動産会社より提案がありますが、依頼した空き地の売買にあたって不動産会社がどのような動きを取っているかは確認しておきましょう。

条件交渉

空き地の購入希望者が現れたら、購入の条件について交渉と調整を行います。この際、値下げを持ちかけられるケースもありますが、有無を言わさず突っぱねてしまうとあっさり交渉決裂なんてことになりかねません。断ることが決まっていたとしても、一旦は受け止める姿勢を見せましょう

売買契約

条件が合意に至れば、売買契約書の締結となります。この売買契約書には、売主・買主双方の権利や義務が記されています。契約後にその約束に反すると、違約金が発生することもありますので、疑問点や不明点などは不動産会社にしっかり確認をしておきましょう。

こうした手続きを踏むことで、晴れて引き渡しとなります。引き渡し後にも、空き地の売買で利益が出た場合には確定申告の必要があることを知っておきましょう。

失敗しない空き地の買い方とその注意点

失敗しない空き地の買い方とその注意点

続いて空き地を購入する場合の流れと注意点について解説します。

情報収集

まずは何を目的として空き地を購入するのかを決め、それに沿った条件の良い土地の情報を探します。例えば目的がマンションや太陽光発電の建設であれば日当たりの状況を確認する必要があります。現在出ている土地の情報と相場の情報を調査しましょう。

購入申込書の提出

条件に合う空き地が見つかったら、管理している会社を通して売主へ購入申込書を提出しましょう。条件の良い空き地は競争率が高いため、売買のスタートラインに立つためにまずは迅速に購入申込書を提出することが大切です

ローン事前審査を受ける

土地代は高額になるので、ローンで購入するのが一般的です。スムーズに売買契約が進行するよう、早めにローンの事前審査を受けておきましょう。ただし、土地だけの購入だとローン審査が通りづらくなる傾向にあるため、事前審査は複数社に依頼しておくと安心です。

重要事項説明を受ける

購入にあたっては、重要事項説明を空き地の管理会社より受けることとなります。この際、実際に現地に赴き、隣地との境界を確認しておくことがポイントです。購入後のトラブルを防ぐためにも、確実に行っておきましょう。

土地の売買契約締結と引き渡し

売買契約を結ぶ際には手付金、印鑑など用意するものがいくつかあるため、必要なものを事前に管理会社へ確認しておきましょう。無事に売買契約が締結されたあと、引き渡しとなります。

まとめ

さて今回は空き地の売買の手続きや注意点についてお伝えしてきました。空き地の売買において共通してまず必要なのは情報収集です。空き地を売買する場合、多くの手続きなどは不動産会社へ依頼することとなりますが、大切なのは任せっきりにしてしまわないことです。

売買しようとする土地がどのような土地なのか、売買の相場はどのくらいなのかといった情報を売主及び買主としてしっかりと把握しておくことで、適正な価格で良い条件での空き地の売買を行うことができます。

空き地の売買は基本的に高額な取引となりますが、おおまかな流れと手続きごとの注意点、意識すべき点を知っておくことでリスクを抑えた空き地の売買を行うことができます。適切な手順を踏み、有意義な資産形成を始めましょう!

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